こんにちは、秋田城介です。
本日は鼠小僧が処刑された日であります。
(c)コロッケ
鼠小僧は、江戸時代後期に大名屋敷を専門に荒らした窃盗犯です。本名は次郎吉。
鼠小僧次郎吉として知られます。本業は鳶職であったといわれ、義賊の伝承で知られています。
文政6年以降、武家屋敷の奥向に忍び込むこと28箇所32回に及びましたが、文政8年に土浦藩上屋敷
に忍び込んだ所を捕縛されます。南町奉行所の尋問を受けますが、「初めて盗みに入った」と嘘をついて
切り抜け、入墨を入れられた上での中追放の刑を受けます。
一時は上方へ姿を消し、江戸に密かに舞い戻ってからは父親の住んでいる長屋に身を寄せます。しかし、
賭博の資金欲しさにまたもや盗人稼業に舞い戻ります。
その後7年にもわたって武家屋敷71箇所、90回にわたって忍び込みついに天保3年5月5日、
日本橋浜町の上野国小幡藩屋敷で捕縛されました。
3ヵ月後に市中引き回しの上での獄門の判決が下されます。引き回しの際には牢屋敷のある伝馬町から
日本橋、京橋のあたりまで有名人の鼠小僧を一目見ようと野次馬が大挙して押し寄せます。
市中引き回しは当時一種の見世物となっており、みずぼらしい外見だと見物人の反感を買いかねなかった為、
特に有名な罪人であった鼠小僧には美しい着物を身に付けさせ、薄化粧をして口紅まで注していたといいます。
処刑は小塚原刑場にて行われました。享年36でした。
鼠小僧のお墓
博打に勝つや、受験生には希望校に「スルリと入れる」といった
ご利益を期待し、墓石を削り取とる人が後を絶たず、現在では
削り取り用の石を置いているようです・・・・
講談や映画、テレビなどでは奪った小判を全て屋根の上から投げて
庶民にばらまくといったイメージが強いですが史実では
博打や女性に入れ込んでいたようです。
史実に基づいたドラマでもなかなか面白い作品になりそうですねww
by武士は食わねどナイスガッツ! 秋田城介
Au revoir.