本日は「秋分の日」ですね。
秋分の日は、昭和22年までは「秋季皇霊祭」という「祭日」でした。
この「祭日」という言葉、最近はほとんど聞かなくなったなーと思っていましたが、
現在ではすべて「祝日」で統一されており、法律用語としても「祭日」という用語は、
無くなってしまったようです。
私の祖母(昭和5年生まれ)をはじめ、戦前生まれのおじいちゃんやおばあちゃんたちは、
みんな「祭日」と言っていましたね。
たとえば「今日は祭日だがら学校休みだべ?」とかね。
ちなみにその昔に「祭日」と呼ばれていた日をあげてみると、
※()内は現在の名称
1月1日 四方節 (元日)
2月11日 紀元節 (建国記念の日)
春分点 春季皇霊祭 (春分の日)
4月29日 天長節 (昭和の日)
秋分点 秋季皇霊祭 (秋分の日)
11月3日 明治節 (文化の日)
11月23日 新嘗祭 (勤労感謝の日)
こうして並べてみると、かつて「祭日」と呼ばれていた日は、「宮中のお祭りをお祝いする日」
だから「祭日」と呼んでいたんですね。
ちょっとしたことですけど、上記の日は今でも「祭日」と呼んでいいんじゃないかなーと思いますね。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、アイキャッチの画像は、
子供傘の桜赤と鶴赤になっています。
11月15日は七五三ということで、この子供傘が売れています。
フォトスタジオや、保育園などからの注文も多く、おそらく和服にあわせて、この傘が使われているのかなと思います。
価格は2,000円以下のロープライスですので、クオリティはそれなりです(笑)
あくまでも撮影、装飾用の和傘ですから、細かいことは気にしない!
まぁどーでもいいことなんですが、ワタクシ七五三をしてもらっていないんですよね(笑)
てか、まわりの友人もほとんど七五三の経験者がおらず、
いたとしても「いいとこの子(死語)」だけでしたね(笑)
そのかわり(?)花まつりの稚児行列は経験しています。
え?花まつりをしらない?
4月8日にお釈迦様の誕生日をお祝いして、
白い象に乗った生まれたばかりのお釈迦様の山車(?)を、平安時代というか、なんというか、
牛若丸みたいな格好して、マロ風のメイクをした子供(多分5~7歳児)たちが街中パレードして、
最後にお釈迦様に甘茶かけて、みんなで甘茶飲んで、象の形したパンをお土産にもらうお祭りですよ。
天上天下唯我独尊を決めた、生まれたばかりのお釈迦様の像に、甘茶をかける図
花まつりを知らない人に説明をするのが、すんごく難しく、
そもそもなんでお釈迦様に甘茶をかけるのか?甘茶ってなに?とか質問攻めにあいます。
ちなみにうちの地方では甘茶は、紅茶にむちゃくちゃ砂糖が入ったものでした(笑)
かけられているお釈迦様も嬉しくないだろうに。。。
本日はここまで。