お父さんと僕。

 

想像してみてください。あなたに5歳の息子がいて彼が女の子のファッションを好み、

普段からスカートをはきたがっていたらあなたはどうするだろうか。
男の子なのだからスカートははくなと諭すか、それともこれも個性だと考えて好きなようにさせるか……。

 

 

ドイツのある田舎町には、実際にこのような状況に直面したひとりの父親がいる。

 

 

Nils Pickertさんは5歳の息子をもつ父親だ。息子が好きなのは女の子の服を着ること。
スカートをはいたりマニキュアをつけたりと、とにかく女の子のファッションを好んでいるそうだ。

 

 

家の中だけでなく外でも同じように可愛らしい服装でいたがった息子を見てPickertさんは考えた。
彼らの住む小さな田舎町では、我が子の話はすぐに広まって好奇の目に晒され、

息子が辛い想いをするかもしれない。
父親としてまだ幼い我が子のためにできることは何か……。

 

 

そこで彼は決意した。息子が好きな格好で堂々と外出できるよう自分自身もスカートをはくことにしたのだ。

「私はただ我が子を公平に育てたいのです。口では男女平等を偉そうに語りつつ、
実際は家で “男はこうあるべき” “女はこうすべき” などという態度でいる父親にはなりたくないのです」と彼は語っている。

 

素敵なお父さんだと、僕は思います。

 

 

OH!小泉狂太☆