【連載開始記念!】「武芸」がテーマの漫画!?

「学園モノ」になんと「武芸」が混ざった漫画が連載開始されましたね!
「武芸」といえば、武術。つまり、武器を使います!
武器といえばもちろん、ガットバスター&コンクリートですよね(?)
ここでは当店が取り扱っている模造武器をもとに、
「武芸十八般」について簡単に学びたいと思います。

そもそも「武芸十八般」ってなに?

「武芸十八般」って何?という人も多いのではないかと思います。
(そんな事ないよ!って人は、知らない人もいるんだな、と思ってください!)
なんとなく、武芸が18種類あるのかな?という感覚だと思いますが、ざっくりではあっています。
「武芸十八般」とは、日本や中国で、武人に必要とされた武芸18種のことを指しています。
ただ、その18種類も武芸が固定されているわけでもないのです。
なので、ここでは一般的に良く知られている内容、かつ当店が扱っている
武具を交えてご紹介していきます!

剣術、抜刀術

ガットバスター&コンクリートといえば模造刀。模造刀といえば「剣術」「抜刀術」です。
当店では模造刀を多く扱っています。その中でも筆者がおすすめしたい!という二つをご紹介。

◆剣術でご紹介するのはこちらの商品!

黒石目 大刀 水色刀身「水紋(すいもん)」

定番の黒石目の刀身を水色一色のオリジナル刀身に仕上げました!
間近で見るととってもきれいなんです!
もちろん、通常の黒石目もオススメの一品です。

◆抜刀術でご紹介するのはこちらの商品!

上質模造刀 時雨(しぐれ)

なんと当店オリジナル!
上質模造刀なので、鞘の鯉口(入り口)の仕上げが綺麗なため、きっちりとすき間なく納まります!
また、刀身の刃紋(はもん)も鮮やかに浮き上がっているのも特長です。

上記2品は武芸十八般でいう「剣術」「抜刀術」に相当します。
抜刀術と剣術は同じじゃないの?と思われがちですが、一番の違いは
「抜刀しているか、していないか」です。
抜刀術は、いわゆる「居合術」と同義として扱われることもあります。
抜刀術と居合術。共にいえることは「鞘から日本刀を抜く一瞬の勝負」であることです。
では剣術は?というと、「剣を使用した術」のことです。

槍術、薙刀術、棒術、杖術

刀から紹介したので、次は長さを合わせて別の武術をそれぞれ紹介したいと思います。

◆槍術でご紹介するのはこちらの商品!

素槍(すやり)

こちらの商品も3本つなぎなので観賞用になります。
血抜き溝もあるため、本格的に見えますよ!
起源は刀・弓より遅く、文献では「太平記」の登場が最も古いです。
突き、払い、打ち技を得意としていましたが、長槍が登場したことにより、その後の戦で多く使用されていくようになります。

◆薙刀術でご紹介するのはこちらの商品!

薙刀(なぎなた)

こちらの薙刀は3本つなぎの為、観賞専門です。
紹介動画もありますので是非ご視聴下さい!
薙刀動画はこちらをクリック→

「打ち付ける」「斬る」形を基本としており、「薙ぎ払う」ことができる代わりに密集戦は苦手でありました。
そのため、戦場では徐々に数を減らしていきました。

◆棒術、杖術について

棒術、杖術には共通点があります。それは、武器に「刃」がありません。
つまり、相手を斬りつけることはできないのです。
棒や杖で何をしたかというと、実は今でもある「相手を打ち負かす」ことです。
あくまで傷つけることが目的ではなく、敵を制圧することが目的なのです。
棒術と杖術の大きな違いは「武器」です。
棒術は、断面が円形の長さ6尺程の棒を使用します。
対して杖術は、4尺程の「杖」(じょう)と呼ばれる棒を使用します。

赤樫丸棒 6尺赤樫丸棒 4.2尺

小具足、十手術、柔術

次は体術を交えたものをご紹介いたします!

◆小具足でご紹介するのはこちらの商品!

五虎退(ごこたい)短刀

小具足は「こぐそく」といいます。
小脇差を用いて組み合い、相手を倒すことが目的の武芸です。
こちらの商品は「短刀」に入ります。

◆十手術でご紹介するのはこちらの商品!

藤巻鉤付十手

十手って何?という方は、左にある
商品画像に見覚えありませんでしょうか?
そうです!時代劇等でよく見かけると思います。
こんなので剣に勝てるの?と思われると思いますが、実際には対剣で使用するのではなく、現代でいう「警察手帳」としての役割をもっていたそうです。

◆柔術でご紹介するのはこちらの商品!

赤樫木刀 短刀

現代では「柔道」として伝わっています。
元々は体術+短めの武器を使った技術であり、主に護身術として広まったため、殺傷目的、というより相手を倒す、という意味では上記二つと似た意図を持った武器といえます。

鎖鎌術、分銅鎖、手裏剣、しのび術

次は日本特有!忍者っぽい武芸のご紹介です!

◆鎖鎌術でご紹介するのはこちらの商品!

忍者鎖鎌

鎖鎌は主に農民の武器でしたが、次第に武士の間でも広まっていきました。
主に相手の体に鎖を巻き付け、鎌でとどめをさす、という、二種類の攻撃方法を持っています。
また、流派によっては攻撃方法も様々だったようです。

◆分銅鎖でご紹介するのはこちらの商品!

分銅鎖(ぶんどうくさり)六角分銅

商品の写真を見ての通り、鎖の先に分銅が付いています。
物によっては物干し竿レベルの長いものもあるそう。
遠心力を利用した攻撃を得意としていますので、護身用として使われていたようです。

◆手裏剣でご紹介するのはこちらの商品!

鍛造棒手裏剣 5本組

こちらはマンガでも最初に登場していましたね!
所謂飛び道具の一種です。
毒を使用した暗殺術として活躍していたという事もあり、武芸としてはあまり有名にならなかったそうです。

◆しのび術でご紹介するのはこちらの商品!

小苦無(しょうくない)

「日本=忍者」というイメージは今でもありますよね。(日本国内ではありませんが)
変装、隠形を得意とし、任務の主な内容は密偵、情報収集、諜報、暗殺といった闇夜に紛れることが多かったと言えます。
その際に使われていた武器の一種ですね。

砲術、鉄扇術

次は武芸十八般の中でも特殊なものです!

◆砲術でご紹介するのはこちらの商品!

種子島 【たねがしま】 火縄銃

商品を見ていただいても分かると思いますが、砲術は射撃できる武器を使用します。
他に火縄銃、大筒なども使用されたとされています。

◆鉄扇術でご紹介するのはこちらの商品!

鉄扇手慣らし(てっせんてならし)本歌写し

暗器、護身用として用いられていた鉄扇。
鉄扇を使用して相手を倒すだけでなく、当時はファッションアイテムとして持っていた武士も少なくなかったそうです。

有名武芸十八般とは!

武芸十八般といえば、いくつか忘れてはいけない武芸があります。
それは、「弓術」「馬術」「泳法術」です。
残念ながら当店アイテムになぞらえてのご紹介が難しいのですが、これまで通り簡単にご紹介いたします!

◆弓術とは?
皆様もご存じの通り、弓を使用し、矢で遠くの的を射る技術のことです。
こちらは現代でもなじみ深い物かと思われます。
「砲術」が広がるまでは日本では遠くの敵に対して攻撃を加えられる手段の一つとして戦場でも活躍していました。

◆馬術とは?
馬を乗りこなす術のことを言います。
現在では障害飛越や馬場馬術といった、オリンピック競技としてのイメージが強いと思います。
ですが、元々日本にあった馬術は「弓」と合わせた術でした。
よく見かける「流鏑馬」のことですね。

◆泳法術とは?
いわゆる「古式泳法」と呼ばれているものです。
ただ泳ぐだけでなく、様々な環境に合わせて目的別に様々な泳ぎ方がありいます。
長距離を泳ぐ、身を守りながら泳ぐ、水の中で戦うの他、美しさで泳ぐ力を誇示する、ということもあったそうです。

武芸十八般は他にもたくさんあります!

こちらのページでは、主に当店で取り扱っている商品をもとに「武芸十八般」とはなにか?
についてご紹介してきました。
現代社会において「武芸」が離れていきつつありますが、
日本の文化の一つとして、知っていたい事柄ですね!