地域の安全を守っている警察ですが、その活動については意外と知られていないことが多いものです。こちらでは警察に関するちょっとした疑問について、ご紹介しましょう。
交番・派出所・駐在所の違いとは
どちらも良く聞く言葉ですが、この3つは一体どこが違うのでしょうか。実は、交番と派出所は同じものです。平成6年までは派出所が正式名称でしたが、それ以降は交番が正式名称となりました。交番と駐在所は違います。
交番は、何人かの警察官が交代で番をする24時間体制。それに対して駐在所は、そこに住みながら地域の安全を守るための活動を行っています。1人の警察官で24時間対応できるよう、交番と自宅を兼ねたものとなっているのです。交番は大都市に、駐在所は人口の少ない地域にあることがほとんどです。
警察犬は誰が飼っているのか
たくさんの犬を警察だけで飼うのは大変。そこで採用されたのが嘱託警察犬制度です。民間で飼育されている犬の中から、審査に合格した犬を警察犬と認定。いざというときに出勤を依頼しています。
ちなみに警察犬といえばシェパードというイメージですが、実は警察犬に指定されている犬種は7種類です。ラブラドール・レトリバーやボクサー、コリーも警察犬として認められています。
警察官はなぜ傘を差さないのか
刑事は別として、警察官が傘を差しているところはほとんど見かけないものです。実は、制服を着る警察官や自衛官、刑務官などの職業には明確な規定があり、傘を使うことは認められていません。カッパの着用は認められていますが、傘が使えないというのは、かなり厳しい決まりだと思います。
馬に乗ったお巡りさんがいるって本当?
京都では、馬に乗った警察官が活躍していることを知っていましたか?平安遷都1200年を記念に創立された「平安騎馬隊」です。通学路や水辺のパトロール、公式行事やパレードを先導するなどの活動を行っています。馬は京都市宝ヶ池公園の「いこいの森」で暮らしており、見学や体験騎乗もできます。